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読書所感。

とりあえず、川上未映子(字合ってんのか?)の『乳と卵』と、今流行りの『悪人』を読んだ。

まずは、川上未映子の作品についての感想。

主人公が三人の設定。

何やら平凡に生きとる主人公A(30半ば、独身)。

そして、Aの姉にあたるB(バツイチ、子あり。大阪は住吉の場末のスナックで糊口を凌ぐ日々。何故か最近、豊胸手術に異常な関心を示す)

そして、Bの娘である小学6年生のC。

Cの学友に、ちらほら初潮が始まり出したこと+40も近い母親(B)が、何故か豊胸手術をしたいと言い出したことに対して、W辟易。
つまり、大人になることに嫌悪感を抱いているにも関わらず、カーチャンが「より女」になることを希求している事実に耐えられなくなり、言葉が喋れなくなってしまい、会話は全て、筆談で済ますようになってしまう。

つまり、二人の女の、「性」をめぐる対比概念を、冒頭で述べた主人公Aが、中立な立場で眺めている、みたいな筋。

こう、男にはよう分からん概念ではあるけど、大人になりたくないという少女の葛藤と、そのオカンの「より女らしくなりたい」という二つの二項観念は何となく理解出来た。

そして、語り口調が関西弁だったので、両親やら親戚の関西イントネーションに囲まれて育った私は、「何つうか、そういう感覚なんすよ」的な、微妙なニュアンスが理解出来て、妙に没頭出来た。

そして、川上未映子はちょっと可愛い。ずるいわ。

さて、悪人、について。

これは普通に、娯楽として読む分には、かなり面白い。

東野圭吾+歌野なんちゃらさんを足して2で割ったものに、著者の個性を足した感じ。

映画も面白そう。

とりあえず、忘備録。
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