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もう納豆について語るくらいしか、僕に出来ることはない…などと思っていたが、もうそんなんは沢山。
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僕は怖いから公務員になった。民間企業ではとてもやっていけないと思ったのもある。あと、正直に言えば楽そうだとも思ったことも動機だ。世の中がグローバル化しようとも少子高齢化しようとも、公務員なら守られると思った。夕張みたいになろうとも、少なくともあの程度には守られるのではないかと思い、逆に安心したくらいだ。

しかし、公務員ー自分の場合は市役所だが、市役所の仕事内容に魅力を感じたことは皆無だ。

勿論、そんなんは部署によりけりだし、集まる人によっては異なる結論を導く可能性はある。

しかし、本当の心の奥底にある思いはどうだっただろうか。ずっと苦しかったんじゃないか。答えは割と早期というか最初から変わらない。

そう、僕はこんなことやりたくない。他にやるべきことがある。命をこんなことに使いたくない。その
思いは、どれだけ安定していようが、公務員パワーで寄ってくる女と刹那的なやり取りをしようが、片時も離れなかった。

自分の好きなこと、信念に従っている人がずっと眩しくみえていた。格好いいなと心底羨ましかった。あの頃は、社会起業家と呼ばれる人達のブログや対談記事を読んだり、ジョブズのスピーチ動画を繰り返し観ていた。また、自分の友達連中の中でも、好きなことをやって生きている友達とたまに会うと、心の底からこいつは勇敢だと思った。僕とは違って、こいつは自分を看板にして生きているんだと。

色々あったが、次は本当に意味のあることをやりたい。自分の問題意識に沿い、自分が心から価値があると思えることを。

六大学にいた自分とか公務員な自分とか、今まではそういうところで生きていた。だから、つまらなかった。

勿論、それを目指した日々を全否定する気はないが、それを目指した動機は所詮は人からどう見られるかってことのみ。本当の心の声は無視して蓋をして突き進んできた。

どうでも良いことだが、僕は市役所に勤め始めてから仕出し弁当が食べられなくなった。

皆押し黙って黙々と自席で出前の仕出し弁当を食べる。聞こえるのは咀嚼音のみ。鼻腔をつく惣菜の匂い。上司連中の目には勿論光などない。

課長クラスの上司は一日でも早く辞めたい、本当はこんなことをしたくないと言っていた。誰一人尊敬出来る人間がいなかった。

先日何の気なしにテレビを見ていたら、陸王というドラマがやっていた。

老舗の零細足袋屋が実業団のとあるランナーに惚れ込んで、足袋作りの技術を元にマラソンシューズを開発し、そのランナーにその靴を履いてもらうことを目指して頑張る、みたいな話らしいのだが、ひとまずドラマの筋は置いておくが、そのドラマの中で寺尾聰がこんなことを言っていた。

大企業や肩書きが云々ではなく、本当に大事なのは、自分と自分の仕事にどれだけ胸を張れるのかと。

その通りだと思う。自分を誤魔化し続けて人生終わるのもアリだが、僕には多分無理だ。

もう人の目地獄は卒業して自分の人生、自分をしっかり生きたい。
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