あ

今日は、完璧な1日だった。

完璧な日なんてないんだろうけど、僕はそれ以外に言葉を思いつけない。

少なくとも、幸福ではあった。

こういう日を積み重ねて静かに死にたい。

今日の次は明日。明日の次は明後日。

僕は僕の持つあらゆるモノを慈しみ、大切にしていく。

かけがえのない瞬間は今だ。

今を慈しみ、噛み締めるのだ。

生きる喜びを。 私が私であることを。

そんな小難しいことを吹き飛ばすように君が笑った。
僕はもう何もいらないと思った。