夏はやらかしたモン勝ち

個人的に夏が好きだ。特に8月は、自分の生まれ月ということもあるが、やはり、幼少期の夏休みの記憶と直結するからか、8月＝楽しいという刷り込みがなされている。

ふとした折に思い出すけれど、僕は本当に恵まれた子ども時代を過ごしてきた。祖父母からの愛、親戚同士も仲が良く、夏休みはいつも連れ立って従兄弟や、はとこと遊び回った。そして何より、そのシーン毎の友達と、朝から晩まで遊び狂った記憶は宝物だ。

甲子園中継、蚊取線香の匂い、風鈴の音、そうめん、夕暮れにふと、泣きたくなるようなあの感覚。

やっぱり、自分の子どもにも(出来たらだけど)、同じようにしてやりたい。

楽しかった記憶や、ただ無条件で愛された記憶は、人をずっと支える。

僕が今こうして下手くそに生き延びていられるのも、きっと、そういった記憶のお陰による部分が少なくないはずだから。

年々、誕生日なんて嬉しくもなんともなくなってきているが、もうそろそろ、与えられる側から与える側にシフトしなさいということなのかもしれない。

今年は、個人的に超楽しみにしていた夏フェスにも行かなかったし、海にも多分行けないだろうけど、それでも、千歳時代の友達連中と行くキャンプと、大学連中と行くキャンプ、星を見に行く約束をしている大切な友達との予定があるので、それらを一つ一つ楽しみたい。

もっときちんと落ち着いたら、こんなもんじゃ済まないくらい、やりたいことは無数にある。また、やるべきもあるが、自分一人支えるのがギリギリな人間を脱してからだ、そちらに関しては。

まぁ、こんな感じだけど、分相応に夏を楽しもうと思う。やっちゃったモン勝ちっすよ、まさに。