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【社会学】

19C末~20C前半に活躍した、フランスの社会学者デュルケムは、自殺の社会的要因を分析した。そして、自殺を、?アノミー的自殺?宿命的自殺?自己本位的自殺?集団本位的自殺の4つに類型化した。

?アノミー的自殺

社会的規則や規制がない状態においておこる、自殺の形態。集団や社会の規範が緩み、より多くの自由が獲得された結果、膨れ上がる自分の欲望を果てしなく追求し続け、実現出来ないことに幻滅し、虚無感を抱き自殺に至るものである。

つまり、無規制状態下で、自らの欲望に歯止めが効かなくなり、自殺してしまうもの。不況期もそうだが、好況期にも自殺率は高まる。

?宿命的自殺

集団・社会の規範による拘束力が非常に強く、個人の欲求を過度に抑圧することによって起こる自殺の形態。少し古いが、許されぬ恋の末路である、心中などがそれか。

?自己本位的自殺

過度の孤独感や焦燥感などにより、個人が集団との結びつきが弱まることによって起こされる自殺の形態。個人主義の拡大により増大。個人の孤立を招きやすい環境だと、より自殺率は高まる。農村部より都市部。既婚者より独身者など。

また、デュルケムは、宗教の違いによる自殺率も指摘している。

例えば、厳しい戒律を持つユダヤ教徒は自殺率が低く、一方、個人主義的な宗教観であるプロテスタントは、カトリックやユダヤ教徒に比べ、自殺率が高いらしい。

?集団本位的自殺

集団の価値体系に絶対的な服従を強いられる社会、あるいは、諸個人が価値体系・規範へ自発的かつ積極的に服従しようとする社会に見られる自殺の形態。

献身や自己犠牲が強調される伝統的な道徳構造を持つ未開社会、あるいは、その延長線上の軍隊組織の自殺(殉死)など。特攻隊の方々もそうかもしれない。
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