夢中になれることを軸にする

僕の場合はやはり渓流釣りだ。

これまでの人生を振り返って、寝食を忘れるくらいに没頭したことは、ドラクエ、サッカー、ウイイレ、読書、音楽鑑賞に渓流釣りの6つだ。

お恥ずかしながら、ぶっちゃけこれだけ。

しかし、歳を取るにつれ、ゲームはつまらなくなり、読書も音楽も、そこまではのめり込めない感じになり、ほとんど無趣味な状態にウンザリしていたが、やっぱり渓流釣りだけは色褪せない魅力が、自分の中には確かにある。

今も昔も、明日釣りに行くんだと思うと、興奮して寝れない（笑）小学生の頃から今も尚、それは変わらない。

そして、いざ釣り糸を垂らすと、他の何もかもを忘れ、ただただ没頭してしまう。

日常や人生のあれやこれやに悩まされず、ただただ川や魚のことしか頭に無い。

この先のポイントはどうなっているんだろう、意外とこの浅瀬に流したらどうなるんだろう、エサを変えてみたらどうなるんだろう、糸をもっと細くしたらどうなるんだろう…

そんなことしか考えられない。

為末大の言う、何かにハマる状態そのものを体現している。

対象以外の一切が気にならないから、好きになるし上達する。好きだから工夫もする。好きだから、情報を集めるし、もっと上達するために、手段を選ばず、様々なアプローチをしてみる。

やっぱり俺は渓流釣りが本当に好きだ。

俺には釣りがある。

そして、こんな楽しい釣りを思う存分したいから、じゃあ釣りを飽くまでするためにはどうしたら良いかってことを軸に、人生を考えろ。